【注目銘柄】生化学工業は関節機能改善剤アルツ好調、来期に期待膨らむ

2013年3月7日 09:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 関節機能改善剤「アルツ」が主力の生化学工業<4548>(東1)に注目したい。今期(13年3月期)再増額の可能性が高く、株価は上値追いが期待されるだろう。

 今期連結業績見通しは11月6日に増額修正して、売上高が前期比1.2%減の267億50百万円、営業利益が同41.5%減の27億円、経常利益が同25.6%減の35億50百万円、純利益が同17.5%減の27億円としている。薬価引き下げの影響や研究用試薬事業の廃止などがマイナス要因となるが、国内および中国向けアルツの数量増加、特許訴訟勝訴に伴う米国向けジェル・ワンの出荷再開、受取ロイヤリティーの増加などに加えて、円安に伴い外貨建て資産が評価益に転じたことや、優遇税制適用によって税金費用が減少することもプラス要因となる模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4~12月期)の進捗率は、売上高が77.2%、営業利益が110.0%、経常利益が109.3%、純利益が109.8%で、利益は超過達成の形となっている。第3四半期(10~12月期)の海外向け前倒し出荷の反動減や研究開発費の消化を見込んでいる模様だが、円安進行メリットが大きいため再増額の可能性が高いだろう。

 なお2月7日には、変形性膝関節症を適応症とする関節機能改善剤「SI-613」について、日本における第Ⅱ相臨床試験を開始すると発表した。日本のみならず、米国も含めたグローバル展開を目指す製品と位置付けている。

 株価の動きを見ると、900円近辺のモミ合いから上放れて11年4月以来の1000円台を回復し、2月7日には1025円まで上昇した。その後も概ね1000円近辺の高値圏で堅調に推移している。今期業績の再増額を期待する動きのようだ。21日の終値999円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円53銭で算出)は21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1021円24銭で算出)は1.0倍近辺となる。

 日足チャートで見ると足元は25日移動平均線近辺でモミ合う形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発し、サポートラインを確認した形だろう。強基調に変化はなく上値を窺う動きのようだ。今期業績の再増額の可能性が高く、中期的にも関節疾患関連は高齢者の増加に伴って市場拡大が予想されることも支援材料だろう。11年3月の高値1095円は射程圏であり、上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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