【注目銘柄】高値圏のモミ合い上放れ近いゼリア新薬工業、利益進捗率高い

2013年3月6日 10:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  中堅医薬品メーカーのゼリア新薬工業 <4559> に注目したい。消化器分野を主力とする医療用医薬品事業と、一般用医薬品などのコンシューマーヘルスケア事業を展開している。株価は高値圏でのモミ合いから上放れを窺う動きを強めている。

  今期(13年3月期)の連結業績見通しについては、研究開発減税の寄与などを主因として2月5日に純利益を増額修正して、売上高が前期比5.3%増の560億円、営業利益が同0.7%増の46億円、経常利益が同1.9%増の45億円、純利益が同22.3%増の35億円とした。H2受容体拮抗剤「アシノン」や亜鉛含有胃潰瘍治療剤「プロマック」が薬価改定の影響を受け、広告宣伝費も増加する模様だが、潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」が好調である。コンシューマーヘルスケア事業では「コンドロイチン群」が苦戦しているが、コンビニ向け「ヘパリーゼW(清涼飲料水)」が好調な模様だ。通期会社予想に対する第3四半期累計(4~12月期)の進捗率は、売上高が72.0%、営業利益が75.7%、経常利益が81.6%、純利益が93.6%である。上振れの可能性もありそうだ。

  なお2月22日には、原発性低リン血症性くる病など「低リン血症」を適応症とする経口リン酸製剤「ホスリボン配合顆粒」を3月4日から新発売すると発表している。

  株価の動きを見ると、1月4日の戻り高値1459円を付けた後に上げ一服の展開となったが、足元では1430円近辺まで戻して上値を窺う動きとなっている。高値圏での短期調整が一巡した形だろう。3月5日の終値1433円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS84円66銭で算出)は16~17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS734円06銭で算出)は2.0倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を挟む展開だが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から水準を切り上げて、サポートラインを確認した形だろう。高値圏でのモミ合いから上放れの展開が期待され、12年3月の高値1509円は射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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