【編集長の視点】新日本科学に上げ勢い、iPS関連株が相場の主役に

2013年3月4日 12:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  新日本科学 <2395> は、242円高の1250円と3営業日続伸して始まり、今年2月27日につけた昨年来高値1042円を更新している。同社株は、「アベノミクス」の科学技術イノベーション政策推進のiPS細胞・再生医療関連人気で2月の月間上昇率が、2.3倍と東証第1部でトップとなったが、3月に入っても、目の難病患者を対象にiPS細胞による角膜移植で初めて臨床研究の実施計画試験が申請されたことを受けて、前週末1日にストップ高、きょう4日も、売り方の買い戻しを交えて引き続き買い増勢となっている。

  同社が、京都大学iPS細胞研究所とパーキンソン病治療法の安全性試験法の確立に向けた共同研究を発表したのは、2月13日で、株価は4日間の連続ストップ高で892円まで2.7倍化、一呼吸置いて、再度、ストップ高、2009年8月以来の1000円台回復となった。この急騰とともに同社の信用取組は、売り残、買い残とも増加、とくに売り残は一時、200万株超と積み上がり、この売り方のショートカバーが騰勢に拍車を掛けた。

  2月の東証1部月間値上がり率ランキングの上位10位銘柄は、同社以下サンフロンティア不動産 <8934> 、丸山製作所 <6316> 、東京機械製作所 <6335> 、FPG <7148> 、メック <4971> 、ランド <8918> 、サニックス <4651> 、ベストブライダル <2418> 、石井鐵工所 <6362> と続いた。

  このうち7銘柄は、500円以下の低位値ごろ株となっており、政策関連の材料性を内包、信用取組も厚みを増していることなどが共通している。

  ランキング第3位の丸山製は、値上がり率2.2倍、第10位の石井鐵は、同40%となったが、いずれも値ごろは200~300円台、買い材料は、「アベノミクス」のエネルギーコスト削減のシェールガス革命関連、信用取組も売り残が急増したことが一致した。「アベノミクス」人気で個人投資家が、株式市場に大挙カムバック、外国人投資家の向こうを張って連続して買い越しを続けていることが、この背景となっている。

  ただ気になるデータがないこともない。今年1月の東証1部月間値上がり率ランニングで第4位となった三井松島産業 <1518> は、逆に2月の月間値下がり率ランキングでは第1位に落ち込み、同じく10位だった丸善CHIホールディングス <3159> が同じく第2位、8位だった新田ゼラチン <4977> が同9位とそれぞれ売られたからである。回転を効かした逃げ足の速い短期筋の個人投資家主導の株価形成となっていることを示唆しており、値上がり率上位銘柄へのアタックは、機敏対処が不可欠のようである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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