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【銘柄診断】もみ合い上放れのリンテック、来期業績期待で2千円も
<銘柄ウオッチ>
リンテック <7966> は、26円高の1704円と反発している。昨年11月に今3月期業績を下方修正、今年2月12日開示の今期第3四半期(3Q)業績も続落して着地したが、13週移動平均線を支持ラインに下値抵抗力を発揮しており、来期の2割増益の業績観測報道を見直し割り負け訂正買いが再燃している。
同社は、半導体、液晶などの光学製品向けの粘接着素材を主力製品としており、この光学製品の好不調に従って業績も上方修正、下方修正を繰り返している。今3月期業績は、昨年11月に太陽電池用バックシートや液晶関連の粘着製品の需要が想定を下回るとして期初予想を下方修正、今年2月12日開示の今期第3四半期決算も、減収減益と続落して着地した。しかし来期業績は急回復する可能性が高く、今年1月には来期営業利益が、今期実績見込み比2割増となると観測報道された。太陽電池用バックシートは、製造コストを引き下げ新製品を投入して損益を改善し、液晶関連でもスマートフォン用タッチパネル関連の新製品を強化することなどが寄与する。
株価は、昨年11月の業績下方修正で下ぶれた1360円安値から織り込み済みとして13週移動平均線にタッチしたあと1700円台まで25%高し、もみ合っているが、PERは14倍台、PBRは1倍割れとなお下げ過ぎを示唆している。来期業績への期待を高め昨年来高値1786円奪回からは2011年8月以来の2000円大台回復も意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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