関連記事
【銘柄診断】イワキ株価は上昇へ転換も、アジア戦略強化、高利回り
<業績&株価分析>
医薬品・医薬品原料商社のイワキ <8095> に注目したい。株価は水準を切り上げて強基調へ転換したようだ。戻り歩調の展開が期待されるだろう。
医薬品事業(医療用・一般用医薬品)、医薬品原料・香粧品原料事業、食品原料・機能性食品事業、化成品事業(メッキ薬品、農薬原料、医薬中間体)などを展開している。ジェネリック医薬品・原料関連の拡大戦略に加えて、アジア戦略も強化して化成品事業ではタイの製造拠点の今秋稼働を予定している。
今期(13年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比2.4%減の532億円、営業利益が同20.1%減の9億円、経常利益が同24.8%減の9.8億円、純利益が同18.9%減の6億円としている。ジェネリック関連市場拡大を追い風として医薬品原料・香粧品原料が好調な模様だが、化成品事業などに不透明感が強く、製品開発費など販管費の増加で営業減益見込みとしている。薬価改定や景気変動の影響を受けるが、収益柱のジェネリック医薬品・原料の市場が拡大しているため、会社予想は保守的な印象も強い。
株価の動きを見ると、12年の安値圏160円~170円近辺でのボックス展開から上放れて、着実に水準を切り上げる展開が続いている。2月12日には194円まで上昇して12年7月6日の192円を上抜けた。2月20日の終値189円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円76銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS469円76銭で算出)は0.4倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、着実に水準を切り上げている。強基調への転換を確認した形だろう。今期業績の会社予想は保守的な印象が強く上振れの可能性があることも支援材料であり、戻り歩調の展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【編集長の視点】自動車関連の関西ペイント好人気が塗料株を刺激(2013/02/19)
・【狙い場・買い場】国際計測器は13週線サポートに出直り、円安効果これから本格化(2013/02/19)
・急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク