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【銘柄診断】高値急接近の山下医科、上方修正、連続増配は評価不足
<銘柄ウオッチ>
山下医科器械 <3022> は、16円高の1383円と3営業日ぶりに反発し、今年1月9日につけた昨年来高値1399円に肉薄している。昨年12月25日に発表した今5月期業績の上方修正と連続増配を見直し割安株買いが再燃している。
同社の今期業績は、昨年4月の償還価格の引き下げを懸念して減益転換、配当も前期の24円から18円への減配を予想していた。ところが、医療機関から要請の強い購買・物流の効率化に対応、SPD(病院内物品管理業務)センターを拡充し、稼働率を向上させ、低侵襲治療分野の内視鏡処置用医療材料などの増加、急性期病院の設備投資拡大に伴う内視鏡システムやCT(コンピューター断層撮影装置)などの高額検査機器類の販売拡大などが加わって今期業績を上方修正した。経常利益は、期初予想の3億700万円から4億7600万円(前期比9%減)に引き上げて減益転換率を縮め、純利益は、同じく1億5400万円から2億5000万円(前期比23%増)にアップさせて続伸幅を拡大した。つれて配当も28円に引き上げ、前期に続く増配とした。
株価は、昨年12月の業績上方修正・増配をテコに昨年来高値まで36%高し、1300円台固めのスピード調整をしていた。PERは14倍台、PBRは0.6倍となお割安であり、高値抜けから2010年4月高値1460円、2008年1月高値1649円を目指し次々と水準を上げる展開が見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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