ネット通販用カード番号を家族に割り当て、三菱UFJニコスが新サービス開始

2013年2月15日 13:00

印刷

 三菱UFJニコスは、Visa加盟店でのネット通販用の支払い手段として、口座に入金した金額を家族に割り当てられる新たな前払い式決済サービス「e-さいふ」を開発した。2月15日より会員募集とその取り扱いを開始する。

 「e-さいふ」は、予めインターネット上に専用口座を開設し、希望金額分(5万円内)をチャージ(入金)すれば、Visa加盟店でのネット通販用の「e-さいふ」専用番号が取得でき、商品購入の際には「クレジットカード払い」を選んで当該番号を使って買い物ができるサービス。この番号は通常のクレジットカードと同じ形態の「カード番号・有効期限・セキュリティコード」で、現物のカードは発行しない「Visaバーチャルプリカ」として利用できるもの。

 口座を開設した本人は最大3セットの「e-さいふ」専用番号を取得し、家族に割り当てることが可能。口座にチャージした総額を各番号に利用限度額として配分し、家族での「Visaバーチャルプリカ」の利用を可能にした。この割当てを受けた家族は、配分された金額の範囲内でVisa加盟店でのネット通販を楽しむことができるようになる。

 また、口座開設者は未成年の家族への金額設定(配分の上限額・月額利用額・1回あたりの支払い額)に配慮できることも大きな特徴。さらに、各番号(Visaバーチャルプリカ)が使われるたびに口座開設者に利用通知がメールで届き、また、ネットの専用画面で各番号の利用履歴を確認することもできる。

 なお、三菱UFJニコスでは同サービスを家庭への新たなペイメントスタイルの提案と位置づけている。

関連記事