【狙い場・買い場】クレスコの3Q好調、公共分野と流通分野伸長、来期も好望

2013年2月13日 09:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  受託ソフトウェア開発のクレスコ <4674> は戻り高値圏で堅調に推移している。今期(13年3月期)好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されるだろう。

  2月8日に発表した第3四半期累計(4~12月期・3Q)連結業績は、売上高が前年同期比8.8%増、営業利益が同27.9%増、経常利益が同24.5%増、純利益が同2.5倍だった。ソフトウェア開発事業は公共サービス分野の好調に加えて、流通分野でクレスコ北陸(旧ソラン北陸)の完全子会社化が寄与して同8.1%増収だった。組込型ソフトウェア開発事業は車載関連の案件が減少したが、通信端末やカメラ関連の開発案件が牽引して同15.1%増収と好調だった。純利益は退職給付制度改定損失の一巡も寄与した。

  通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比10.0%増の190億円、営業利益が同21.3%増の12.5億円、経常利益が同14.9%増の13.5億円、純利益が同70.8%増の7.6億円としている。ソフトウェア開発事業は公共サービス分野や流通分野が堅調であり、組込型ソフトウェア開発事業は通信端末関連の開発案件が好調な模様だ。マーケティングソリューション事業(沖縄センター)の譲渡も損益改善に繋がる。

  IT投資は引き続き高水準に推移することが予想され、来期(14年3月期)は消費税率引き上げ前の駆け込み需要も期待されそうだ。重点戦略として、得意分野を持つビジネスパートナーとの企業間連携などを推進しており、中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、12月14日に筆頭株主のイワサキコーポレーションが買付(政令で定める「買い集め行為」に該当、買付日12月17日)を発表したことも刺激材料となり、12月28日に昨年2月の戻り高値に並ぶ688円まで上昇した。その後は上げ一服の展開だが、足元も概ね630円~650円近辺の高値圏で堅調に推移している。今期好業績見通しを評価する動きだろう。2月12日の終値639円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS70円41銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は3.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS707円87銭で算出)は0.9倍近辺となる。

  週足チャートで見ると戻り高値圏でモミ合う展開だが、日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなって、短期モミ合いから上放れのタイミングが接近しているようだ。指標面には割安感もあり、今期好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されるだろう。11年3月の高値747円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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