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【編集長の視点】豊田織機に見るトヨタ・ファンド株と京都銘柄ファンド株の違い
<マーケットトーク>
豊田自動織機 <6201> は、70円安の3220円と3日ぶりに急反落して始まっている。
同社株は、今3月期業績は、第3四半期まで昨年10月の下方修正通りに推移しているが、同社がトヨタグループ発祥のルーツ会社としてトヨタ系列株を多数保有していることから、トヨタ自動車 <7203> が、今期業績の再上方修正から、連日の昨年来高値更新となるなど、保有株の株高を享受しているとして前日7日ザラ場には昨年来高値3300円まで買い進まれた。
ただ前日の米国市場でNYダウが反落し、ユーロ円相場も円高となり、東京市場も3連休控えとなることなどから、高値で利益確定売りが先行している。安値後は、トヨタが安寄りのあと3日続伸と切り返してことに連動して下げ渋る動きを強めている。
上場会社で同社と同様のファンド株人気が底流しているのは京都銀行 <8369> で、京都に本社を置く電子部品株を多数保有している。同社株も、13円安の783円と4日ぶりに反落し、前日につけた昨年来高値799円水準で利益確定売りが先行し、その後は同様に下げ渋っている。
両社ともきょうは反落しているが、年初来の株価パフーマンスは、いずれも昨年来高値まで買われるなど好パフォーマンス株の一角に位置している。ただパフォーマンスを詳細に点検すると、年初来の値上がり率は、豊田織機が16%となっているのに対して、京都銀は6%高にとどまっており、やや格差が生じている。
これは自動車関連株と電子部品株の業績や株価の推移にギャップが生じていることが要因となっている。トヨタ系では、本体のトヨタが今3月期業績を再上方修正し急騰しているほか、豊田紡織 <3116> 、デンソー <6902> なども今期業績を上方修正している。
これに対して電子部品の京都銘柄は、日本電産 <6594> (大1)、ローム <6963> (大1)、京セラ <6971> などが今期業績を下方修正し、下方修正から一転して上方修正した任天堂 <7974> (大1)の株価反応も限定的にとどまっている。
豊田織機と京都銀のパフォーマンス格差は、勝ち組の自動車関連株と負け組の電子部品株の株価の勢いの違いを如実に反映しており、今後もこの格差が拡大するのか、それとも京都銀がキャッチアップするのかは、相場全般の今後の方向性を見極めるうえでも重要ファクターとなりそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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