【アナリストの眼】東映アニメーション、2度目の増額、利食い売り一巡で出直りへ

2013年2月8日 09:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  アニメ大手の東映アニメーション <4816> (JQS)に注目したい。1月31日に今期(13年3月期)見通しの2度目の増額修正を発表した。株価は利益確定売りが一巡して上値を試す展開が期待されるだろう。

  第3四半期累計(4~12月期)は、売上高が前年同期比5.4%減、営業利益が同18.4%減、経常利益が同16.6%減、純利益が同11.5%減だった。前期が好調だった商品販売事業は反動で同28.8%減収だったが、映像製作・販売事業は同27.0%増収と好調だった。映画製作本数の増加に加えて、12年4月に開始した「聖闘士星矢ギャラクシーカードバトル」などソーシャルゲーム事業が想定以上に好調だった。

  通期見通しについては、前回予想(9月14日に増額修正)に対して売上高を40億円増額して前期比3.1%減の320億円、営業利益を11億円増額して同13.4%減の43億円、経常利益を11億円増額して同13.4%減の46億円、純利益を6億円増額して同11.2%減の28億円とした。12月に公開した映画「ワンピースフイルムZ」が前作を超えて過去最高の興行成績となり、減収減益幅が縮小する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が77.2%、営業利益が78.4%、経常利益が80.8%、純利益が84.0%と高水準であり3度目の増額修正の可能性もあるだろう。

  株価の動きを見ると、1月23日に昨年来高値となる2400円まで上昇した後、上げ一服の展開となって足元では2100円台に調整している。2度目の増額修正後も材料出尽くしで利益確定売りが優勢になったようだ。2月7日の終値2172円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS202円86銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2385円10銭で算出)は0.9倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を割り込んで短期的な調整局面のようだ。ただし週足チャートで見ると、13週移動平均線が接近して反発のタイミングだろう。材料出尽くしの利益確定売りが一巡した可能性に加えて、今期見通しの3度目の増額修正の可能性もあり、反発して上値を試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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