【アナリストの眼】精密加工のマルマエ、半導体関連の受注に明るさ、株価出直りも

2013年2月7日 07:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  マルマエ <6264> (東マ)は、半導体・FPD・太陽電池関連製造装置に使用される真空部品や電極などの精密加工事業を主力としている。株価は安値圏から脱する動きを強めている。

  1月11日発表の今期(13年8月期)第1四半期(9~11月期)業績(非連結)は、売上高が前年同期比28.4%減、営業利益が同66.6%減、経常利益が同58.4%減、純利益が同59.4%減だった。半導体分野の事業環境が厳しく大幅減収減益だったが、営業損益は構造改革効果などで計画を上回った模様だ。なお受注高は半導体分野が同17.8%減少したが、FPD分野が同98.0%増加して全体でも同39.6%増加となった。

  通期見通しについては前回予想を据え置いた。売上高が前期比0.3%減の11億円、営業利益が同29.0%増の65百万円、経常利益が同2.1倍の45百万円、純利益が40百万円で最終黒字化を見込んでいる。事業環境は引き続き厳しいが、構造改革効果などで収益改善を見込んでいる。第1四半期の営業損益は計画を上回った模様だが、下期はFPD分野の受注ピークアウトなど保守的な見込みとしている。

  なお12年12月度の月次受注残高(速報値)は、FPD分野が1億83百万円、半導体分野が32百万円、その他分野が12百万円、合計が2億27百万円となっている。今後の受注動向については、FPD分野がピークアウトするが、半導体分野が底打ちして緩やかに増加する見通しとしている。

  株価の動きを見ると、年初に動意付いて1月11日には3万3000円まで上昇した。足元も概ね戻り高値圏の3万円近辺で推移しており、2万円~2万2000円近辺の安値圏から脱する動きを強めている。受注の底打ちを期待する動きだろう。2月6日の終値2万9960円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS2292円79銭で算出)は13倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、年初に急騰した反動で一旦は2万5000円近辺に回帰したが、25日移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。また週足チャートで見ても26週移動平均線を突破して水準を切り上げ、安値圏から脱する動きを強めている。煮詰まり感を強めてきっかけ待ちの状況だっただけに、13週移動平均線がサポートラインになれば、トレンド好転を確認して戻り歩調の展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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