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【アナリストの眼】マール配信システムのエイジア株価、調整一巡感、高値挑戦
<業績&株価分析>
メール配信システムのエイジア <2352> (東マ)は、株価が短期調整一巡感を強めている。昨年12月の高値を試す動きのようだ。
メールを利用した販売支援用アプリケーション・ソフトウェア開発を主力とし、経営基盤強化に向けてクラウドサービスやECマーケティング関連などを拡充している。また12月26日には、新規事業のメールマーケティングコンサルティングの強化に向けて、メールマーケティング支援システムのグリーゼの株式40%を取得して資本・業務提携したと発表している。
今期(13年3月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比0.4%増の7億20百万円、営業利益が同40.1%減の56百万円、経常利益が同39.5%減の60百万円、純利益が同68.9%減の30百万円の大幅減益見込みとしている。販売支援ソフトの不具合対策費用がマイナス要因となる模様だ。ただし第2四半期累計(4~9月期)は不具合対策費用を吸収して計画を大幅に上回り、通期予想に対する進捗率も売上高が49.2%、営業利益が60.7%、経常利益が65.0%、純利益が60.0%と高水準だった。通期利益上振れの可能性もありそうだ。クラウドサービスが想定以上に順調な模様であり、来期(14年3月期)の収益改善も期待されるだろう。
株価の動きを見ると、昨年12月11日に高値612円まで上昇した後は、短期的な過熱感を強めたこともあり、一旦は400円近辺まで調整した。しかし1月22日には495円まで戻す場面もあり、足元では短期調整の一巡感を強めている。25日の終値460円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS16円86銭で算出)は27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績BPS360円86銭で算出)は1.3倍近辺となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。短期調整が一巡して強基調へ回帰する動きのようだ。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発している。サポートラインを確認した形だろう。第3四半期累計(4~12月期)業績発表が接近して思惑が広がる可能性もあり、来期業績改善に対する期待感も支援材料として昨年12月11日の高値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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