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【相場熟者が答える投資相談】日本電産、上場来初の減配はイメージダウン、戻れば売却を
【問い】 日本電産 <6594> (大1)を5600円で200株持っています。今後の見通しと対処方法についてお願いします。
【答え】 1月25日(金)は90円安の5180円と3日続落しています。
前週24日、同社は今3月期業績予想と配当予想の下方修正を発表。これを嫌気した売り優勢となっています。主力のパソコン向けハードディスク駆動装置(HDD)用モーターの販売が落ち込むことが響き、売上高は前回予想の7200億円から6900億円(前期比1.1%増)、営業利益は同800億円から200億円(同72.6%減)、経常利益は同710億円から125億円(同82.4%減)純利益は同500億円から45億円(同89.0%減)と大幅に減額。年間配当予想も同95円から80円(同15円減)と減額しました。
収益基盤の低下に伴う構造改革の施策などを評価し、来期以降の業績改善期待は高まるとの見方から、メリルリンチ日本証券では、投資判断を「買い」継続で、目標株価を6200円から6300円に引き上げたようですが、上場来初となる普通配当の減配が投資家心理を悪化させ売り優勢に傾いたようです。
株価は、12月19日につけた昨年来の安値4550円から1月8日高値5440円と買われた後、もみ合いとなっています。週足では26週移動平均線、月足では6カ月移動平均線が上値抵抗線として意識された感があります。目先突っ込み警戒感から戻りを試す場面もありそうですが、HDD用モーターの立ち上がりには時間を要するとの見方に、永守社長の後継まで心配する声も聞かれており、本格的な上昇相場に転じるには来期以降の業績推移を見極める姿勢が強まると予想されます。強含む場面があれば、いったん売却もと考えます。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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