【株式評論家の視点】相場の行方は1ドル=90円乗せからの為替の動きがキーポイント

2013年1月12日 11:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<相場展望>(15日~18日)

  日経平均とTOPIXともに昨年11月第2週から1月2週まで、9週続伸。日経平均の25日移動平均とのかい離率は7.9%に達し、騰落レシオは150%近辺と、短期の人気過熱を指摘する声は強い。従って市場では微調整のきっかけ待ちとの見方が支配的だ。

  しかし、実際に押し目形成の場面でどうだったかというと、待っていましたとばかりに買いが入ってくるのが市場の現状である。11日までジャスダック平均は10日続伸、東証マザーズ指数は7日続伸と新興市場の強調が続き物色の輪も広がってきた。従って、日経平均が上昇一服となっても、一面整理の一方で一面物色の動きが続き、株式市場全体としての強さは変わらないだろう。

  外国人は7週連続の買い越しが続き、3市場信用残高2週連続の買い越しとなり、出遅れていた個人投資家もようやく出動してきた。需給は明らかに強調継続を訴えている。

  ポイントになるのは為替。円安が今回の短期急騰のきっかけになったし、その後の円安の進展が株式市場を押し上げてきた。その為替が当面の上値のフシとして意識されている1ドル=90円に近づいてきた。90円で目先目標値達成観が広がるようだと、株価調整のきっかけとなる可能性もあるり、当面最大の注目点だ(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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