OKIとヤマト、IT機器のライフサイクルマネジメントサービス分野で販売提携

2013年1月8日 15:19

印刷

 沖電気工業(OKI)とヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(YSD)は8日、パソコン、プリンタ、スマートフォンなどのIT機器のライフサイクルマネジメント(LCM)サービス分野で販売提携することに合意したと発表した。

 業務で使用する各種端末のLCMまで含めたクラウドサービス「EXaaS(エクサース)」を提供しているOKIと、業務用パソコンの調達・配送設置から修理、廃棄までを代行する「PCライフサイクルサービス」を提供しているYSDが協業し、IT機器の管理負担を減らしたい企業に対して、2013年1月より両社がそれぞれのLCMサービスを組み合わせて顧客に最適なサービスをワンストップで提供する。

 今回の販売提携により、パソコンやプリンタなどのIT機器の調達、管理業務の代行、全国250拠点、24時間365日の保守に強みをもつOKIと、足回りの良さとシステム運用のノウハウを持つYSDが両社の強みを活かしたワンストップのLCMサービスを提供する。これにより、同サービスを導入する顧客は、短期間で必要なときに必要な分だけ、初期導入費用を抑えてIT機器の利用環境を整えることができ、運用時には煩雑なIT資産の管理負担から開放される。

 今後、ネットワークに接続されたIT資産情報の自動収集やスマートフォンやタブレットなどの端末管理(MDM)を行うOKIの「EXaaS ISM」とオフライン機器の資産管理が行えるYSDの「PCLC-WEB」を連携させた製品を開発し、両社より2013年2月にクラウドサービスとして提供を開始する予定。同サービスは、IT機器の設置申請や資産情報の管理、スマートデバイスの資産管理を行う。クラウドサービスのため導入が容易であり、個人所有のスマートデバイスの利用(BYOD)における企業の経費削減が期待できる。

関連記事