【狙い場・買い場】大幸薬品業績に上振れの可能性、「クレベリン」など感染防止好調

2013年1月8日 10:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大幸薬品 <4574> に注目したい。株価は戻り高値圏で堅調な動きとなっている。通期業績上振れの可能性が高く、ノロウイルス流行も支援材料に上値を試す展開が期待されそうだ。

  止瀉薬「正露丸」や「セイロガン糖衣A」を主力とする一般医薬品メーカーで、水なしで飲める下痢止め薬「ピシャット」や整腸薬「ラッパ整腸薬BF」にも進出している。また感染管理事業では、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症に対応した除菌・消臭製品「クレベリン」や「ウィルシールド」などを展開している。

  今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比2.7%減、営業利益が同6.8%増、経常利益が同5.1%減、純利益が同3.9%増としている。ただし通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が50.8%、営業利益が99.6%、経常利益が103.2%、純利益が91.8%と高水準である。広告宣伝費・販促費の追加投資の可能性など不確定要素が多いとしているが、主力の「セイロガン糖衣A」が好調な模様だ。また感染管理事業は期後半が需要期であり、ノロウイルス流行なども考慮すれば通期上振れの可能性が高いだろう。

  なお12月5日には、クレベリンの成分である二酸化塩素分子がインフルエンザウイルスの感染を抑制するメカニズムを解明したと発表している。

  株価の動きを見ると、700円台前半のモミ合いから上放れて強基調の展開となり、12月25日には898円まで上昇した。通期業績上振れ期待に加えて、ノロウイルス流行も支援材料のようだ。1月7日の終値850円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS38円58銭で算出)は22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS673円11銭で算出)は1.3倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開のようだ。また週足チャートで見ても、700円台前半のモミ合い展開から上放れ、トレンド好転した形だろう。昨年2月10日の高値930円も視野に入っている。通期上振れの可能性を支援材料に、短期調整を挟みながら上値を試す展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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