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【アナリストの眼】巴工業、北米油井掘削向け遠心機械好調、2ケタ増益、割安
<業績&株価分析>
巴工業 <6309> は、化学機械や化学工業製品を展開している。株価は好業績見通しを好感して出直り展開を鮮明にしている。昨年5月の高値も視野に入りそうだ。
12月12日発表の前期(12年10月期)連結業績は、売上高が前々期比1.9%減、営業利益が同1.1%増、経常利益が同0.4%増、純利益が同44.6%減だった。中国向け機械・装置や中国コンパウンド事業が低調だったが、北米油井掘削向け遠心機械が好調で営業増益を確保した。純利益は特別利益(旧東京工場権利変換益)一巡が影響した。第3四半期累計(11年11月~12年7月期)の進捗率が低水準だったため下振れが警戒されたが、利益面は概ね計画水準の着地となった。
今期(13年10月期)業績見通しは、売上高が前期比6.6%増の443億円、営業利益が同13.2%増の27.7億円、経常利益が同7.5%増の28億円、純利益が同0.2%増の16.2億円としている。北米の油井掘削向けや東南アジアの化学プラント向けに遠心機械の好調を見込み、中国コンパウンド事業の損益改善も寄与する模様だ。配当予想については前期比5円増配の年間45円(期末一括)とした。
株価の動きを見ると、11月12日の直近安値1327円をボトムとして急反発し、12月12日に1618円、そして1月7日には1638円まで上昇している。市場全体の地合い改善に加えて、今期好業績見通しを好感する形だろう。1月7日の終値1631円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS162円35銭で算出)は10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると、12月12日に1618円を付けた後に一旦反落したが、25日移動平均線がサポートラインとなって戻り高値を上抜け、強基調を確認した形だろう。週足チャートで見ても26週移動平均線を突破して上伸し、トレンド好転を鮮明にしている。指標面に割高感はなく、昨年7月18日の1684円を突破すれば出直り展開に弾みがつき、5月2日の高値1852円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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