【アナリストの眼】家庭用美容・健康機器のヤーマン株価出直り、下振れ懸念織込む

2013年1月8日 09:47

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  ヤーマン <6630> は脱毛器、保湿スチーマー、保湿美顔器、痩身器具など家庭用美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開している。株価は通期下振れ懸念を織り込んで調整一巡し、出直りの構えを見せている。

  12月14日に発表した今期(13年4月期)第2四半期累計(5~10月期)連結業績は、売上高が前年同期比12.0%減、営業利益が同57.7%減、経常利益が同60.8%減、純利益が同57.9%減だった。前期に好調だった脱毛器「no!no!HAIR」シリーズの需要が一巡して計画を下回り、11月21日に減額修正を発表していた。

  通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比10.0%増、営業利益が同17.5%増、経常利益が同16.4%増、純利益が同12.7%増としている。痩身器具「アセチノ」シリーズ、痩身アイテム「加圧エクサ」シリーズ、ミネラル化粧品「オンリーミネラル」シリーズ、新商品の機能性アンダーウェア「アーブラ」シリーズなどは堅調な模様だが、脱毛器など主力商品の販売動向を見極めたうえで修正が必要と判断した場合に速やかに公表するとしている。通期も下振れの可能性が高いだろう。

  株価の動きを見ると、第2四半期累計業績の減額修正を嫌気して11月21日に1080円まで調整した。しかしこれを直近安値として徐々に下値を切り上げ、足元では1100円台後半まで戻している。通期業績の下振れ懸念も織り込んで調整一巡した形だろう。1月7日の終値1173円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS200円01銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1118円22銭で算出)は1.0倍近辺となる。通期見通し減額修正の可能性があるため今期予想連結PERは参考外だが、その他の指標に割高感はないだろう。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、強基調に転換している。週足チャートで見ても、26週移動平均線を突破してトレンド好転の構えを見せている。通期業績の下振れ懸念を織り込んで底打ち確認した可能性があるだろう。昨年10月26日の1211円、そして6月25日の1232円を突破すれば出直り本格化が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【狙い場・買い場 お年玉銘柄】ダイソーは日本取引所グループ発足を契機に割安見直しへ(2013/01/04)
【アナリストの眼】2013年の株式相場展望(2013/01/04)
【狙い場・買い場】高値窺うプラマテルズ、収益落込み小さく指標割安(2012/12/25)
【狙い場・買い場】オプトは電通とDガレージの資本業務提携で思惑も(2012/12/24)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事