【株式評論家の視点】2013年相場も高い、新春相場のポイントは銘柄選択にあり

2013年1月1日 16:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<2013年の相場展望>

 もう、本当に久し振りである。これほどに投資家が明るい気持ちで新年を迎えることができたのは。安倍首相の「脱デフレ・超金融緩和策」の推進期待を手掛かりに、相場は昨年末にかけ様変わりした。

 中小証券の店頭は活性化し、証券会社の休眠口座の復活の動きも急だ。昨年l2月27日に設定されたSMBC日興証券の新ファンドの設定額は2000億円にも達した。国内の公募株式投信の当初設定額ランキングで歴代3位、2006年10月以来約6年2ヶ月ぶりの大型設定である。外国人投資家も昨年12月第3週の買越額は7019億円と、東日本大震災直後だった昨年3月中旬以来の規模。しかも6週連続の買い越しと買いが継続している。

 野田前首相の解散発言を契機とした急ピッチの上昇で、確かにリズム上の一服場面があるかもしれない。しかし、これだけ盛り上がった買いエネルギーがそう簡単に収縮してしまうはずもない。正直、新春相場で好スタートを切った相場がどこまで水準を切り上げていくか、今のところ判断は難しい。日経平均は1万円に乗せた後、目標値達成感の声がほとんどない。これだけ初速が強いと、1万2000円をクリアーできれば1万5000円台乗せへ伸びることも考えられる。

 そうした強い相場を見る上での最重要ポイントは、投資銘柄を間違えないことである。昨年、全体相場が軟調な中で頑張ってきた銘柄は、ひとまず調整に入ることが予想される。代わって浮かぶのは昨年相場が無かった株。三井物産 <8031> (東1)、三菱商事 <8058> (東1)の商社株をはじめ、三井造船 <7003> (東1)、大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> (東1)、ミツミ電機 <6767> (東1)を注目銘柄に挙げておく。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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