【アナリストの眼】川崎近海汽船200円台に乗せ株価トレンド好転、業績上ブレも

2012年12月14日 10:54

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  川崎近海汽船 <9179> (東2)に注目したい。株価は200円台に乗せ、トレンド好転して出直り感を強めている。今期(13年3月期)連結業績見通し上振れに対する期待感、来期(13年3月期)の海運市況改善に対する期待感が高まっているようだ。

  今期の連結業績見通しは、売上高が前期比0.6%増の418億円、営業利益が同3.4%減の16.5億円、経常利益が同5.4%減の15億円、純利益が同76.4%増の10億円の見込みとしている。近海部門、内航部門ともに運賃市況低迷が利益圧迫要因となるが、純利益についてはバラ積み船の減損損失一巡が寄与する模様だ。なお通期会社予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が51.1%、営業利益が57.8%、経常利益が56.8%、純利益が78.4%と高水準である。通期上振れの可能性があるだろう。来期についても中国経済の底入れなどを背景に、海運市況の改善が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、9月6日の年初来安値178円をボトムとして下値を切り上げる展開が続き、11月末以降は200円台を回復している。12月5日には204円まで上昇する場面があった。第2四半期累計の進捗率の高さが見直され、海運市況改善に対する期待感も支援材料と考えられる。12月13日の終値201円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円06銭で算出)は6倍近辺、予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は4.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS709円45銭で算出)は0.3倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して上伸している。週足チャートで見ても、抵抗線だった13週移動平均線、そして26週移動平均線も続けて突破し、トレンド好転を鮮明にしている。指標面には割安感が強く、今期上振れや来期改善に対する期待感で出直り本格化が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】ケンコーマヨネーズ煮詰まり感強まり、上放れのタイミング接近(2012/12/13)
【編集長の視点】ポールトゥウィン・ピット4連騰、3Q好決算に株式分割オン(2012/12/13)
【特集】(6)世界最大のSNS!『フェイスブック』は企業が積極的に活用(2011/02/18)
【クラウドコンピューティング特集(1)】クラウド普及本格化!各分野に拡大(2011/06/21)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事