【株式評論家の視点】日本郵船はバルチック海運指数の戻りを受け失地回復相場鮮明に

2012年11月29日 10:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  日本郵船 <9101> は戻り相場を演じた後の小休止場面。11月に入りバルチック海運指数が反発の動きとなったことを材料に、出直り色を強めてきた。中国の鉄鋼需要低迷が海運市況の悪化につながっていたが、中国の景気対策への期待感が台頭。高水準に積み上がっていた鉄鉱石の港湾在庫の調整が進んでいるともされ、海運業界を取り巻く環境は着実に好転しつつある。

  今2013年3月期の9月中間決算は営業利益178億円(前年同期96億円の損失)と、回復感を強めたが、通期については営業利益を従来の500億円から280億円(前期は241億円の損失)に大幅に引き下げた。定期船事業は閑散期に入るため荷動きが減少し運賃下落の圧力が高まる。さらに、不定期専用船事業のドライバルカー及びタンカー部門の市況は、冬場に向け一時的に緩やかに回復するにしても、船腹の供給過剰感が強く先行き不透明感から低迷を続けると予想していることが背景。

  最近のバルチック海運指数の戻りはそうした会社側の厳しい見通しを上回る方向で推移していることになる。アナリスト筋も最上位を継続する向きが多い。株価の足かせになっていた信用買い残は9月28日申込み現在の4618万株が直近11月22日申し込み現在では2205万株へ、短期間で大きく減少してきた。戻り売り圧力が軽減されているだけに、株価も復調感を強めていく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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