【相場熟者が答える投資相談】三越伊勢丹は戻り売り、激戦の大阪駅周辺、収益見通し厳しい

2012年11月10日 11:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 三越伊勢丹ホールディングス <3099> を850円で2000株持っています。今後の見通しと対処方法をお願いします。

  【答え】 11月9日(金)は14円安の733円と8日続落しています。安値は720円までありました。

  今後の競争激化、個人消費の伸び悩みを懸念した処分売りが続き連日の年初来の安値を更新しています。10月26日に9月期業績予想の修正を発表しています。9月中間期売上高は従来予想の5830億円(前年同期比0.1パーセント減)から5740億円(同1.7パーセント減)、営業利益は同75億円(同17.1パーセント減)から80億円(同11.6パーセント減)、経常利益は同140億円(同10.9パーセント減)から65億円(同58.6パーセント減)、純利益は同90億円(同56.3パーセント減)から15億(同92.7%減)に修正しました。販売管理費の減少で営業利益は増額したものの、持分法適用関連会社であるジェイアール西日本伊勢丹が特別損失(減損損失)を計上したことが響き純利益は大幅減額となりました。通期業績予想は確定次第公表する見通しです。

  10月30日付でクレディ・スイス証券が投資判断を「ニュートラル(中立)」から「アンダーパフォーム(売り)」に格下げ、目標株価も840円から610円に引き下げ。同証券では、JR大阪駅周辺は百貨店の激戦区で、競争が厳しく収益が一段と下押しされる可能性もあると指摘してるほか、家電量販店が業績予想を下方修正しており、市場では個人消費の伸び悩みを懸念する声も囁かれており、先行き不透明感が強まっています。

  株価は、3月27日につけた年初来の高値979円から6月4日安値761円まで調整を挟んで8月10日高値880円と買われた後、26週移動平均線を上値に調整が続いています。通期業績見通しが明らかになっていませんので、業績悪化を織り込んだとは判断し難いところです。株価は、震災後の11年3月安値680円に接近し、PBR0.63倍と割り負けしており、値ごろ感は出始めています。下値限定とみて悪材料出尽くしからのリバウンドを待って売却を考えるところでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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