【編集長の視点】国際帝石が急伸、上方修正の出光興と共に石油株押し上げるか

2012年11月7日 13:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  国際石油開発帝石 <1605> は、1万3500円高の45万8000円と続急伸してている。前日6日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示と同時に、今年8月に続き3月通期業績の再上方修正を発表、減益転換率を縮めることが、割安修正買いを拡大させている。

  前日は同社のほか、同じ石油セクターでは出光興産 <5019> も、2Q累計決算とともに、3月通期業績の一転した上方修正を発表、株価も、20円高の6940円と続伸したあと260円安と下げている。

  3月期決算会社の2Q累計業績の発表は、終盤戦を迎えようとしているが、ここまでのパフォーマンスは、通期業績の上方修正と下方修正が交錯、パナソニック <6752> のように下方修正で大幅赤字転換して無配に転落、株価もストップ安し年初来安値を更新する最悪ケースをも出ている。

  前日も国際帝石や出光興は上方修正したが、同じ資源セクターの三井金属 <5706> 、住友金属鉱山 <5713> の非鉄株は、ともに下方修正を発表しており、こと業績に関しては「勝ち組・負け組」の落差が際立っている。

  国際帝石、出光興の上方修正は、原油価格が想定より高く推移していることを要因としており、国際帝石の通期純利益は、8月の上方修正値より140億円引き上げ、1820億円(前期比6%減)とした。出光興の通期純利益は、8月の下方修正値から一転して125億円アップさせ、320億円(前期比50%減)とやはり減益転換率を縮める。

  石油株では、JXホールディングス <5020> も、11月5日に今期業績を一転して上方修正しており、企業業績の先行き不透明感が払拭できないなか、石油株を逆行高セクターの一角に押し上げる展開も想定される。

  もちろんこのポイントは、今後の原油価格の動向にある。北半球ではこれから冬場の石油の需要期を迎えるだけに、原油価格の先行きからは目を離せないことになる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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