レンゴー、新名古屋工場の建設に着手 総投資額は約150億円

2012年11月5日 13:48

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完成予想図(画像:レンゴー)

完成予想図(画像:レンゴー)[写真拡大]

 レンゴーは5日、新名古屋工場(愛知県春日井市)の建設に着手したと発表した。総投資額は約150億円で、2014年1月に開業する予定。

 レンゴーの名古屋工場(名古屋市東区)は、周辺地域の市街化の進展とともに狭あいで老朽化も進んでいることから、かねてより代替地での建て替えを計画していた。2011年6月、愛知県春日井市の明知東工業団地に移転先として用地を取得し、当初同年10月から建設着工を予定していたが、東日本大震災の発生により、同社グループでも甚大な被害を被り、中でも同社仙台工場(仙台市宮城野区)が壊滅的被害を受けたためその再建を優先していた。

 仙台工場は、震災から1年後となる今年3月15日、新仙台工場(宮城県黒川郡大和町)として起動式を行い、4月より正式稼働し順調に操業を続けており、同社グループの震災復興にはひとつの区切りをつけたため、今回新名古屋工場建設に着手することに至った。

 新工場は、太陽光発電設備の導入をはじめとして環境への十二分な配慮はもちろんのこと、同社段ボール工場初のラック式免震自動倉庫を導入し、効率的な在庫管理と物流作業の安全性向上を図るなど、人にも環境にも優しい21世紀における理想の段ボール工場を追求するとともに、中部地区における同社グループの中核拠点工場として早期完成を目指していく。

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