ヤマト運輸、海外宅急便展開地域への国際宅急便最短翌日配達を開始

2012年10月23日 18:52

印刷

 ヤマト運輸は国際宅急便の配達リードタイム短縮を検討してきたが、11月15日より掛売契約のある法人の顧客を対象として、海外宅急便事業展開地域への国際宅急便を翌日配達可能にすると、23日発表した。

 今回ヤマト運輸は、沖縄国際物流ハブにおいて沖縄ヤマト運輸の24時間通関を実現し、アジアへの最短翌日配達を開始する。例えば、香港行きの荷物を関東で本日夕方までに預かると、これまでは3~4日後であった配達が最短で明日の14時以降には配達可能となる。

 配達リードタイムは短くなるが料金は据え置く。書類サイズの荷物は対象地域において全て950円で配達する。宅急便事業展開地域では、おなじみのクロネコヤマトのセールスドライバーが日本と同様にきめ細かな配送品質で配達業務を行う。

 第一段階として書類(大きさ:B4サイズ以内、重さ:1kg以下、内容品:紙の書類のみ)の取り扱いから開始する。なお、書類以外については現行通りの届け日数での取り扱いとなる。

 輸送対象地域は日本から上海・香港・台湾(一部地域)・シンガポール・マレーシア(一部地域)など海外宅急便展開地域。夕方までの集荷で最短翌日配達が可能になる。

関連記事