【編集長の視点】エスアールジータカミヤ続伸、太陽光関連好調で2Qへ期待強まる

2012年10月17日 11:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  エスアールジータカミヤ <2445> (東2)は、8円高の507円と4営業日続伸し、底上げを鮮明化している。同社は、11月9日に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の発表を予定しているが、その2Q累計業績が増益転換が予想されていることを先回りして割安株買いが増勢となっており、新分野の太陽光発電パネル用架台が、順調に事業進捗していることもフォローの材料視されている。

  2Q累計業績は、売り上げ121億円(前年同期比11%増)、経常利益4億1500万円(同3.6倍)、純利益2億3600万円(同61%増)と予想されている。

  主力の仮設機材で東北地方に製造拠点とレンタル機材センターを新設して復興工事の本格化への対応を進め、新分野の太陽光発電パネル用架台、住宅用制震パネルなどを製造販売するなど事業領域を拡大することなどが寄与するもので、前年同期に計上したデリバティブ評価損や保険解約損などが一巡することも要因となる。太陽光発電パネル用架台については、今年10月に同社が合同会社を設立して岡山県津山市でスタートさせる太陽光発電所(メガソーラー)で使用することを発表している。

  3月通期業績も続伸を予想、経常利益は13億円(前期比20%増)とし、純利益は、前期計上の負ののれん益1億7720万円の一巡で7億円(前期比7%減)と伸び悩むが、実質は連続増益を予想している。

  株価は、今期第1四半期(1Q)業績が、会計特性上、小幅赤字継続となったことで475円安値まで調整して540円までリバウンドするなど、1株純資産580円を戻り限界とする底もみが続き、太陽光発電パネル用架台の事業進展で動意含みとなった。PER7倍台の割安修正で今年8月以来の600円台回復に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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