【編集長の視点】ABCマート、上方修正と増配、内需割安株買いで10年高値へ

2012年10月11日 15:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  エービーシー・マート <2670> は、90円高の3470円と急反発し、9月26日につけた年初来高値3495円に肉薄している。前日10日大引け後に今2月期第2四半期(2Q)累計決算を開示、2Q累計業績が、期初予想を上ぶれて着地するとともに、2月通期業績の上方修正と期末配当の増配を発表、純利益が、2期ぶりの過去最高更新の更新幅を拡大、市場コンセンサスを上回ることが内需割安株買いを再燃させている。

  2月通期業績は、期初予想より売り上げを88億円、経常利益を26億8000万円、純利益を12億6000万円それぞれ引き上げ、純利益は、185億9000万円(前期比18%増)と2011年2月期の過去最高(183億7400万円)を更新し、市場コンセンサスも約5億円上回る。

  2Q累計売り上げが、既存店が好調に推移して当初計画を上回り、下半期も、65店舗を新規出店して自社商品とナショナルブランドのセールスミックスを行い、テレビ、新聞による積極的な広告宣伝を継続、今年8月に買収した米ラクロス社も第3四半期から連結寄与することなどから上方修正した。

  期末配当は、期初予想の23円から26円に引き上げ、年間48円(前期実績42円)に増配する。

  株価は、月次売上高の連続プラスで内需割安として逆行高、株不足で逆日歩のつく信用好需給もフォローして年初来高値まで買われて、3325円まで調整した。PER14倍台の割安修正で高値抜けから2010年6月高値3650円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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