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【相場熟者が答える投資相談】宝HD、高PERだがバイオ関連人気で押し目買い増しも可
【問い】 宝ホールディングス <2531> を700円で2000株持っています。だいぶ戻っていますが、対処方法をお願いします。
【答え】 10月9日(火)は31円高の604円と買われ9月28日につけた年初来高値585円を上回る場面も見られました。
iPS細胞の開発で京都大学の山中伸弥教授に本年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まりましたので、iPS細胞関連銘柄として買いが入りました。iPS細胞の作製に使う遺伝子や試薬の販売、iPS細胞の作製受託サービスを手掛けている、タカラバイオ <4974> (東マ)が同日ストップ高と買い物を集め高人気。同社株を8,000万株(70.8%)保有していることから、将来的に収益に貢献するとの期待感のほか、保有株式の株価上昇による資産価値の向上に結びつくとの見方が優勢となりました。
足元の業績、今3月期売上高は2028億円(前期比2.1%増)、営業利益は95億円(同2.5%増)と小幅増収増益予想。今期予想PER27倍台と割高ですが、タカラバイオという連結子会社の将来性を加味したものと見られます。加えて、需給面では、資本効率の向上に資する自社株買いを断続的に行っていることや、信用取組倍率0.08倍の極端な売り長の好需給となっていることから、週足の一目均衡表の転換線がサポートラインとして意識されています。
株価は、リーマンショック後の08年10月安値372円、震災後の11年3月安値350円、11年8月安値374円と売り直され底値確認から上昇しています。日経225採用銘柄ですが、ディフェンシブ銘柄として上昇が続く可能性もあり、月足の一目均衡表の雲の上限658円を突破できるか注目されますので、中長期で持続。押し目があれば買い増しも一考と思われます。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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