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【編集長の視点】4月の高値を視界に捉えたカナモト、業績好調、高値更新は早い
<銘柄ウオッチ>
カナモト <9678> は、16円高の939円と反発し、4月2日につけた年初来高値1008円を視界に捉えている。前日9日大引け後に今年5月に続いて今10月期業績の2回目の上方修正を発表、純利益が、5期ぶりに過去最高を更新することを手掛かりに内需割安株買いが再燃している。ただ、高値後は、日経平均株価が、160円安と続落していることもあって利益確定売りが交錯しもみ合いに変わっている。
10月期業績は、5月の上方修正値より売り上げを87億2000万円、経常利益を9億7000万円、純利益を11億円1000万円それぞれアップさせ、純利益は、32億2000万円(前期比2.7倍)と連続増益率を伸ばし、2007年10月期の過去最高(30億3500万円)を更新する。
東日本大震災の復旧・復興工事や各地で発生した豪雨災害復旧工事、首都圏を中心とした減災・防災対策工事などで全国的に建設機械のレンタル需要が増加し、今年6月に連結子会社化したユナイトの連結組み入れも加わり再上方修正につながった。
株価は、前期業績の再上方修正に今期業績の続伸予想が続いて年初来高値をつけ、5月の今期業績の上方修正では織り込み済みとして733円まで調整、今期第3四半期の好決算を評価して900円台までリバウンドした。PERは9倍台、PBRは0.8倍と割安であり、高値奪回からは次の上値フシとして2007年11月高値1230円が意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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