【話題】早くも来春の花粉情報

2012年10月5日 11:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本気象協会が3日まとめた「2013年春の花粉飛散予測・第1報」によると、2013年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散数は、九州および四国地方では例年よりやや少なく、中国地方から北海道にかけては例年並みか例年より多くなるとしている。

■日本気象協会発表、2013年春の関東の花粉飛散1.5倍

  特に関東・東北地方では、例年の約1.5倍に増加する見込みである。また前年(2012年)の飛散数が全国的に少なかったこともあり、関東・東北地方および北海道では、前年に比べて2~5倍に増加する見込みとしている。この予測は、全国の2012年夏の気象条件を基に作成したもので、今後の花芽調査などのデータを基に内容を更新するとしている。

  花粉の飛散数は、前年の夏の気候条件が大きく影響し、一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数が多くなる。2012年の夏の気温は、全国的に平年より高くなった。日照時間については、西日本は平年より少なく、東・北日本は平年より多くなった。降水量については、西日本は平年より多く、東・北日本は平年よりかなり少なくなった。そして特に関東・東北地方では、高温・多照・少雨という花芽の形成する条件が揃ったため、2013年春の飛散数の増加が予想されている。

■『麦わら帽子は冬に買え』の反対で今から花粉関連株

  花粉数の動向は、医薬品やマスクなど花粉症関連製品の売上に影響し、医薬品メーカー、調剤薬局、ドラッグストアなどの収益に影響を与える可能性があるだけに、こうした予報にも注目しておきたい。夏の気候で翌春の飛散数を予想するのであり、相場格言「麦わら帽子は冬に買え」に習って「花粉症関連は夏に買え」ということかもしれない。今年は特に、関東・東北が地盤の調剤薬局やドラッグストアに注目しておきたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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