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【アナリストの眼】京写は目先調整感も戻り高値圏で堅調、増収増益で指標割安
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京写 <6837> (JQS)は、片面・両面のプリント配線板を収益柱として、部品実装や実装治具なども展開している。家電製品、事務機、アミューズメント機器、自動車向けなどが主力で、片面プリント配線板の生産量は世界首位である。
今期(13年3月期)連結業績の会社予想は、売上高が前期比3.4%増、営業利益が同18.7%増、経常利益が同6.7%増、純利益が同0.9%増の増収増益見込みである。国内外で自動車向けが好調なことに加えて、事務機向け、LED照明向けなどの需要も堅調な模様である。インドネシアの収益改善も寄与する模様だ。
株価の動きを見ると、7月以降は概ね170円を挟むレンジで推移していたが、足元ではやや水準を切り下げる展開となっている。特に個別の悪材料は見当たらないが、業績下振れを警戒する市場全体の流れが影響しているだろう。10月3日の終値162円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円25銭で算出)は3~4倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は1%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS224円52銭で算出)は0.7倍台となる。
週足チャートで見ると、26週移動平均線に押し戻されて上値を切り下げる展開だ。調整局面で目先的には下値固めが必要だろう。ただし、今期予想連結PERや実績PBRには割安感が強く、見直し余地があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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