【株式評論家の視点】生化学工業は6月安値から急反発、増額で評価さらに高まる

2012年10月2日 14:45

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  生化学工業 <4548> は9月26日に今2013年3月期の9月中間決算について増額修正を発表、つれて見直し人気に拍車がかかり、9月28日には921円と3月21日の年初来高値940円に急接近する足取りだ。

  3月21日の高値940円は前3月期の大幅増額、その延長線上での今期の増益を織り込んだものと言える。しかし、薬価引下げや、久里浜工場のコンドロイチン硫酸設備稼働に伴う減価償却費の増加などを要因に、今3月期について営業利益26億円、前期比43.7%の大幅減益見通しが明らかになった。つれて処分売りが先行し、6月4日には751円まで売り込まれた。

  そこで悪材料を織り込み反騰相場に突入してきた。そうした中で関節機能改善剤「アルツ」の好調で中間決算の営業利益は11億円から13億円に増額された。今回据え置かれた通期の見通しについては現在精査中で、11月6日に発表予定の9月中間決算発表時に開示するとしている。となると今回は増額への第一歩で、次に再度の増額も視野に入ることになる。見直し人気もさらに前進する方向だ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【アナリストの眼】フォーカスシステムズは株価の出直り感強まる(2012/10/02)
【アナリストの眼】東映アニメ、増額受け株価上昇に勢い、ソーシャルゲーム好調(2012/10/02)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事