【株式市場】ユーロ不透明で手控えるなか新規上場のメディアフラッグは大幅高

2012年9月28日 15:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は24%が高い

  28日後場の東京株式市場は、やや下値模索基調。週末を迎えてユーロ情勢に不透明感があり、円は対ドルでも強含みとなったため、ホンダ <7267> が8月2日以来の2400円割れとなりながら売買代金1位。前場は堅調だったファナック <6954> も軟化。なかでディフェンシブ物色や材料株買いは活発で、キユーピー <2809> は5日続けて高値更新、カゴメ <2811> は約1ヵ月ぶりに高値更新。

  本日新規上場の「覆面調査」のメディアフラッグ <6067> (東マ)は公開価格900円に対し約2.3倍の2120円で初値をつけ、2200円まで上げて終値は2170円。東証1部の値上がり銘柄数は405銘柄(約24%)だった。

  日経平均は反落。後場は14時過ぎに8838円85銭(111円02銭安)まで下げ、終値は8870円16銭(79円71銭安)。

  東証1部の出来高概算は意外に多く17億5670万株、売買代金は4日連続1兆円台を保ち、1兆1198億円。1部上場1674銘柄のうち、値上がり銘柄数は405(前引けは537)銘柄、値下がり銘柄数は1153(前引けは953)銘柄。

  また、東証33業種別指数は3業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がりした業種は、石油・石炭、食料品、鉄鋼、のみ。

  一方、値下がり率上位の業種は、海運、輸送用機器、証券・商品先物、保険、陸運、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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