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【アナリストの眼】株価底値圏のSJI、一味違う中国関連、国内でも医療関連強化
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システム開発のSJI <2315> (JQS)は、収益構造改善に向けて、国内では医療情報など成長性の高い分野の強化、固定費の削減、中国では神州数碼とのビジネス連携強化、中国開発センターの組織再編などの施策を推進している。株価は軟調展開だが、ほぼ底値圏と考えられ、収益改善期待で反発の可能性があるだろう。
今期(13年3月期)の連結業績見通しについての会社予想は、売上高が前期比34.4%増の280億円、営業利益が同2.6倍の30億円、経常利益が同36.3%増の25億円、純利益が同62.3%減の3億円としている。第1四半期(4~6月期)は営業赤字だったが、子会社化したSinoCom(香港市場上場)の7~9月期業績が、第3四半期(10~12月期)の連結業績から反映する。SinoComの子会社化によって、中国のシステム開発市場への展開を一段と強化する模様だ。
株価の動きを見ると8月中旬に出直りを期待させる場面もあったが、反落してモミ合いレンジを切り下げた。足元は概ね1万円~1万500円近辺で小動きとなっている。日中間の緊張が高まったことが嫌気された可能性もあるが、反応は限定的のようだ。25日の終値1万390円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS363円25銭で算出)は28~29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間200円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万6484円66銭で算出)は0.6倍台となる。
日足チャートで見ると、25日移動平均線が抵抗線の形となってモミ合いレンジを切り下げた。また週足チャートで見ると、26週移動平均線を割り込んで軟調展開である。ただし年初来安値(1月10日の9850円)に接近してほぼ底値圏と考えられ、収益改善期待で反発の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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