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【アナリストの眼】高値更新で注目高まるトシン、自己株式取得で上昇に弾み
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電設資材や住宅設備機器卸売のトシン・グループ <2761> (JQS)の株価が急伸し、年初来高値を更新している。指標面の割安感に加えて自己株式取得が支援材料となっているようだ。今期(13年5月期)第1四半期(6~8月期)の連結業績発表も接近しているため、思惑が広がる可能性があるだろう。
8月6日に自己株式の取得を発表し、取得期間を12年8月7日~13年7月31日、取得株式総数の上限を60万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合6.02%)、取得価額の上限を15億円としている。なお9月3日にリリースした自己株式取得状況によると、8月7日~31日までの取得株式数は8200株となっている。自己株式取得が引き続き需給面の支援材料となるだろう。
株価の動きを見ると、概ね2000円近辺でモミ合う展開だったが、9月上旬から動意付き19日には前日比180円(8.30%)高で年初来高値となる2350円まで上昇した。20日の終値2350円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS178円60銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間52円で算出)は2%台、実績PBR(前期実績の連結BPS3061円62銭で算出)は0.7倍台となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線との乖離率が大きくなり、目先的には過熱感を冷ますための日柄整理も必要だろう。ただし週足チャートで見ると2000円近辺でのモミ合いから上放れた形で、一気に年初来高値を更新して11年1月と2月の戻り高値2400円に接近している。指標面に割高感はなく、需給面では自己株式取得が支援材料として期待されるだけに、これを突破すれば一段高の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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