関連記事
【アナリストの眼】スターティア、急騰後の調整は経過良好、電子ブック人気強い
【今、この銘柄】
IT機器販売のスターティア <3393> (東マ)は、電子書籍市場の拡大に伴って電子ブック作成ソフトの急成長が期待されている。株価は戻り高値圏で年初来高値を視野に入れている。収益拡大期待で上値追いの可能性もあるだろう。
今期(13年3月期)の会社予想は、売上高が前期比18.8%増の60億39百万円、営業利益が同30.7%増の6億円、経常利益が同26.1%増の6億円、純利益が同7.7%増の3億円の増収増益見込みとしている。ウェブソリューション事業では電子ブック作成ソフト「ActiBook」の販売が好調であり、ネットワークソリューション事業でのストック型ビジネスへのシフト、ビジネスソリューション事業でのMFP(複合機)の販売強化も寄与する見込みだ。通期会社予想に対する第1四半期(4~6月期)の進捗率は、売上高が24.9%、営業利益が15.5%、経常利益が14.2%、純利益が14.7%だが、売上高、利益ともに期初時点の計画を上回る水準としている。
株価の動きを見ると、9月上旬に動意付いて10日には1405円まで上昇する場面があった。その後は戻り高値圏の1300円台後半で推移している。18日の終値1367円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円53銭で算出)は22~23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円05銭で算出)は0.4%台、実績PBR(前期実績の連結BPS534円86銭で算出)は2.5倍台となる。
日足チャートで見ると急騰後のモミ合い展開である。25日移動平均線との乖離率が10%を超えているため、短期的な過熱感を冷ます局面だろう。ただし週足ベースで見ると26週移動平均線回復後は上昇基調となり、4月25日の年初来高値1447円が視野に入っている。電子書籍関連というテーマ性が支援材料であり、短期調整一巡後に上値追いの可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・クリーク・アンド・リバー社:「鳥重」のおかみさんの本「ぶつよ!」を講談社より刊行(2012/09/18)
・キヤノンは対ユーロでの円安を好感し戻り高値(2012/09/18)
・急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
