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イギリスのとある中学校、教職員のPCをiPadに置き換えて後悔する
eggy 曰く、
教育機関が、それまで使用していた PC を iPad に置き換えた成功例はこれまでも幾つか紹介されているが、その反対の失敗例を PC Pro 記事が取り上げている。イギリスの中学校で ICT コーディネータを務める匿名の PC Pro リーダーによれば、その学校で教職員の使用する PC を iPad2 に置き換えたところ、当初は大喜びしていた IT に弱い教職員も今は後悔しているとのこと (PC Pro の記事、本家 /. 記事より) 。
教職員らは未だ、Microsoft Word や PowerPoint などを使って作成した古いドキュメントや資料を使用しているため、iPad 向け Office アプリの完成度が低いことが、最大の問題になっているという。また、中にはドキュメントや資料を作成するのに iPad 上で Office をリモート操作しなければならない職員もいるようだが、「接続が切断されるかもしれないリモートアプリを使って Microsoft Word を操作しようとするのは悪夢のようだ」とのこと。もう一つの大きな問題はストレージの問題であるという。iPad には USB スティックを刺すことができないので、それまで使用していた PC から iPad 上にデータを移すのに Dropbox を試す職員もいるようだが、データの安全性に対する疑問が出てくるとしている。
またこの学校では、iPad の画面を大きく表示するのに Apple TV を購入したとのことだが、iPad 画面を Apple TV に思うように大きく出力することができず、結局はノート PC を借りることにしたなど、プロジェクタ接続に四苦八苦しているとのこと。つまり、iPad は PC を置き換えるためのものではなく、補完するものとして学校に導入されるべきとしている。
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