【編集長の視点】高値肉薄のインフォマート、足元好調で中期計画に期待高まる

2012年9月13日 10:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  インフォマート <2492> (東マ)は、1800円高の19万6800円と7営業日続伸し、前日12日ザラ場につけた年初来高値19万7200円に肉薄している。今年2月に策定を発表した中期経営計画の積極的な数値目標を見直し、ネット関連の割安株買いが増勢となっており、今年7月に開示した今12月期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正も、中期経営計画進展の加速要因になるとしてフォローの材料視されている。

  同社の中期計画は、フード業界向けの「ASP受発注システム」、「ASP規格書システム」、「ASP商談システム」、「ASP受注・営業システム」を業界BtoBの業界標準として強化し、2014年度に利用企業数を3万6000社、システム取引高を1兆円に拡大するとともに、12億6000万円を投資してBtoB&クラウドプラットフォームを構築、始動させ、海外事業では、中国市場でのシステムの利用拡大を図ることなどを中心戦略としている。

  業績の数値目標は、2014年度に売り上げ55億5200万円、経常利益20億2600万円、純利益12億1400万円、1株利益3万100円、1株配当1万5500円と設定しており、純利益は、今期予想の3億6000万円(前期比9%減)から3.7倍に大きく高収益化する。

  この初年度となる今期業績は、今年7月に2Q累計業績を上方修正する好出足となっており、通期業績は期初予想を据え置き、純利益は、3億2700万円(前期比9%減)減益転換を見込んでいるが、中期経営計画の進捗とともに業績上ぶれ期待も高まってくる。

  株価は、2Q累計業績の上方修正から年初来高値まで2万円高し、PER評価では22倍台と市場平均を上回るが、配当利回りは2.9%となお割り負けている。中期計画の最終年度ベースでは、PERは6倍台、配当利回り7.9%となるだけに中期投資銘柄として絶好であり、年初来高値を宇和抜いて2010年5月高値21万3000円を目先の上値ターゲットとする展開が有力となってくる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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