【株式評論家の視点】ハウス食品の出遅れ目立つ、1Q減益は震災需要の反動で原因明確

2012年9月6日 10:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  ハウス食品 <2810> は大手食品メーカーが軒並み人気化する中、出遅れが目立ってきた。同社の場合、今2013年3月期の第1四半期(1Q)の業績が営業利益24億8700万円と前年同期比53%の大幅減益となったことが敬遠されている理由。

  ルウカレー製品、レトルトカレー製品の販売が前年同期の東日本大震災後の備蓄需要の反動で落ち込んだことが要因と、原因ははっきりしている。震災による反動減はなお余韻が残りそうだが、通期で見れば営業利益148億円と前期比5%の増益を確保できる模様だ。

  同社がコア事業と位置づけている海外事業は米国での販路拡大や中国・台湾におけるカレー事業の好調で、第1四半期は売上げが前年同期比7%増の34億円、営業利益が同21%増の3億円と着実に拡大している。第1四半期の利益の進捗率が低いことで人気を落としているが、PBR0.7倍はかなりの割安水準だ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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