【アナリストの眼】ビー・エム・エル、M&A活用で検査ラボの全国強化進む、株価割安

2012年9月6日 09:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  受託臨床検査大手のビー・エム・エル <4694> は、M&Aやアライアンスも活用して、検査ラボの全国展開や規模拡大による事業基盤強化を加速させている。競争激化などで臨床検査の受託価格は下落傾向の模様だが、臨床検査の事業基盤強化に加えて、食品衛生検査事業や医療情報システム事業の収益改善も期待される。好業績見通しに評価余地があるだろう。

  8月9日に発表した今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比2.6%増、営業利益が同27.2%増、経常利益が同24.5%増、純利益が同12.2%減だった。主力の臨床検査事業では、保険償還価格改定の影響が小さかったことに加えて、クリニック市場開拓の効果、岸本医科学研究所の子会社化とグループ再編に伴う一時的費用の一巡も寄与した。純利益については持分変動利益の一巡により減益だった。

  通期については前回(5月14日公表)の会社予想を据え置いている。売上高が前期比3.0%増の950億円、営業利益が同28.3%増の68億円、経常利益が同33.9%増の70億円、純利益が同54.7%増の37億円としている。臨床検査事業でのM&Aやアライアンスの効果、医療情報システム事業での拡販効果などで増収増益の見込みである。配当も年間40円(第2四半期末20円、期末20円)の予想を据え置いた。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が25.3%、営業利益が26.7%、経常利益が27.1%、純利益が27.4%と順調な水準である。

  株価の動きを見ると、8月6日に戻り高値となる2169円まで上昇する場面があったが、足元では概ね2000円近辺でモミ合う展開となっている。5日の終値1981円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS174円24銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回りは2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2248円93銭で算出)は0.8倍台となる。

  週足チャートで見ると、高値圏から反落して26週移動平均線近辺でのモミ合い展開となっている。指標面には割安感も出始めており、調整一巡感でモミ合いからの上放れが期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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