【銘柄診断】NOKはスマホフォ向け配線板の好調が鮮明になる、今3月期は増額も

2012年8月28日 16:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  NOK <7240> は底値ゾーンでの低調な展開が続いている。今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益が78億円と前年同期比40%の大幅増益を達成した。

  シール事業は自動車業界のエコカー補助金や新車投入効果、米国、新興国での売上げ増を受けた流れに乗り好調に推移。スマートフォン、タブレット型パソコン、それにデジタルカメラの需要増向けに電子機器部品も売上げを伸ばしたことなどが要因。しかし、株価は底値圏に位置していたにも関わらず、見過ごされたままだ。

  電子機器部品事業でのスマートフォン向けの受注拡大で第2四半期以降大幅回復が想定される上、シール事業も自動車の生産増の恩恵を受ける見通しだ。

  そのため、アナリスト筋は会社側が明らかにしている今3月期の営業利益予想414億円(前期比38%増)についてはかなりの幅で増額の可能性が強いと見ている。

  同社のこれまでのピーク利益は2005年の487億円。来2014年3月期にはそれを更新の見通しが強まっている。先行き見直し買いが流入の可能性が強そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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