【アナリストの眼】株価出直り強める曙ブレーキ、北米など好調、先ず488円目標

2012年8月27日 12:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

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  曙ブレーキ工業 <7238> の株価が出直り感を強めている。今期業績改善見通しであり、為替動向などの支援材料次第では上値を試す可能性もあるだろう。

  8月2日に発表した今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比5.1%増、営業利益が同14.3%増、経常利益が同15.3%増、純利益が同33.7%増の増収増益だった。為替の円高影響、中国や東南アジアの人件費上昇などがマイナス要因だったが、震災影響一巡やエコカー補助金効果で国内自動車生産が増加したことに加えて、合理化効果で北米事業の赤字が縮小したことも寄与した。

  通期見通しについては前回(5月8日公表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比2.0%増の2138億円、営業利益が同2.2倍の85億円、経常利益が同3.3倍の70億円、純利益が30億円(前期は32.15億円の赤字)としている。為替動向、国内でのエコカー補助金終了などの不透明要因はあるが、北米市場やアジア市場の好調などで増収増益見込みとしている。配当についても年間10円(第2四半期末5円、期末5円)の予想を据え置いた。なお通期会社予想に対する第1四半期実績の進捗率は、売上高が26.0%、営業利益が22.9%、経常利益が22.4%、純利益が30.5%となっている。

  株価の動きを見ると、7月25日に年初来安値307円を付けたが、反発して8月20日には422円まで上昇する場面があり、出直り感を強める展開となっている。24日の終値397円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS22円63銭で算出)は17~18倍近辺、今期予想配当利回りは2%台半ば、実績PBR(前期実績の連結BPS326円39銭で算出)は1.2倍近辺となる。

  週足チャートで見ると、5月末の安値と7月下旬の安値でダブルボトムの形となった。26週移動平均線も突破して、底打ち反転を確認した形だろう。指標面に割高感はなく戻り歩調の展開で、3月29日の年初来高値488円が当面のターゲット水準だろう。また為替動向次第では上値を試す場面もあるだろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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