【アナリストの眼】下値固め完了のエイジア、今期減益もクラウド強化で前向き評価

2012年8月27日 10:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  エイジア <2352> (東マ)は、販売支援用のメールアプリケーションソフトの開発を主力とし、EC関連アプリケーションにも展開している。4月にはEC構築ソフト開発のシステムインテグレータ <3826> (東マ)と資本業務提携した。国内での顧客相互紹介に加えて、中国でのマーケティング活動も協力して展開する模様だ。

  7月31日に発表した今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比8.4%増の1億83百万円、営業利益が同55.6%減の15百万円、経常利益が同54.5%減の15百万円、純利益が同82.3%減の6百万円だった。アプリケーション開発事業、サービスソリューション事業ともに増収だったが、品質確認強化や新製品開発強化のための人員増が利益圧迫要因となった模様だ。

  通期見通しについては前回(5月8日公表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比0.4%増の7億20百万円、営業利益が同40.1%減の56百万円、経常利益が同39.5%減の60百万円、純利益が同68.9%減の30百万円としている。本格的な海外展開に向けてソフトの品質確認を強化するため、売上高は前期比横ばい見込みとしている。利益面については、ソフトの品質確認強化やクラウドサービス拡充のための人員増により減益見込みとしている。税務上の累損一掃で税負担が正常化するため、純利益の減益幅が大きくなる模様だ。配当についても年間6円(期末一括6円)の予想を据え置いた。

  株価の動きを見ると、足元では260円~290円の安値圏で推移していたが、徐々にレンジを切り上げる動きとなり下値固め完了感を強めている。24日の終値300円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS16円91銭で算出)は17~18倍近辺、実績PBR(前期実績BPS360円86銭で算出)は0.8倍台となる。

  週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを圧迫する形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して反発態勢を強めている。今期の大幅減益見通しはほぼ織り込んだと考えられるだけに、調整一巡で底値圏からの脱出が期待できそうだ。当面のターゲット水準は26週移動平均線の350円近辺だろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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