【アナリストの眼】LED関連で下値切り上げる京写、操業度上昇で2ケタ増益

2012年8月23日 12:36

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■【今、この銘柄】

  プリント配線板メーカーの京写 <6837> (JQS)の株価は、6月の安値圏から脱して下値を切り上げており、出直り態勢のようだ。LED照明関連が材料視される可能性もあるだろう。

  7月30日に発表した今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比10.6%増の38億69百万円、営業利益が同90.8%増の1億44百万円、経常利益が同98.7%増の2億円、純利益が同2.2倍の1億38百万円だった。前年が震災影響で低調だった反動増もあり、操業度上昇効果で大幅増益だった。製品別に見ると、片面プリント配線板は国内外の自動車関連が好調だったが、海外の映像関連が低調だった。両面プリント配線板は国内外の自動車関連に加えて、海外の事務機関連、国内のLED照明関連が好調だった。

  通期見通しについては前回(5月10日公表)の会社予想を据え置いた。売上高が前期比3.4%増の167億円、営業利益が同18.7%増の8億50百万円、経常利益が同6.7%増の8億50百万円、純利益が同0.9%増の6億20百万円としている。配当についても年間3円(期末一括3円)の予想を据え置いた。なお、通期の会社予想に対する第1四半期実績の進捗率は、売上高が23.2%、営業利益が17.0%、経常利益が23.5%、純利益が22.3%とやや低水準だが、期後半の回復を見込んでいる模様だ。

  株価の動きを見ると、6月4日に148円まで下落する場面があったが、年初来安値の134円(1月5日)を割り込むことなく急反発した。足元では概ね170円近辺で推移している。21日の終値173円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円25銭で算出)は4倍近辺、予想配当利回りは1%台後半、実績PBR(前期実績連結BPS224円52銭で算出)は0.7倍台となる。

  週足チャートで見ると、一旦は26週移動平均線に押し戻された形だが、安値圏から脱して下値を切り上げている。出直り態勢のようだ。今期予想連結PERには割安感が強く見直し余地があるだけに、26週移動平均線を回復すれば200円台回復も視野に入りそうだ。LED照明関連が材料視される可能性もあるだろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【銘柄診断】NIPPOは調整の押し幅浅く先高感強い、今期は一転増益確保の可能性も(2012/08/23)
【銘柄診断】キヤノンは徹底して売り込まれた強さを発揮し、徐々に戻りを強める方向に(2012/08/23)
【Media-IRフェア】アフィリエイト型広告のインタースペース(2012/07/20)
【Media-IRフェア】総合リサイクル店を展開するトレジャー・ファクトリー(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事