【アナリストの眼】川崎近海汽船は株価調整ながら底値圏、利回りなど指標割安圏著

2012年8月23日 12:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

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  川崎近海汽船 <9179> (東2)の株価は調整局面で年初来安値に接近しているが、指標面には割安感が強いだけにほぼ底値圏だろう。

  7月31日に発表した今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比2.9%増の105億65百万円となり、営業利益は1億46百万円の赤字(前年同期は1億18百万円の黒字)、経常利益は2億11百万円の赤字(同75百万円の黒字)、そして純利益は同37.8%減の197百万円だった。近海部門、内航部門ともに輸送量は堅調で、燃料価格も落ち着いた動きだったが、運賃市況低迷などが利益圧迫要因となった。純利益については固定資産売却益が寄与した。

  通期については前回(5月8日公表)の会社予想を据え置いた。売上高は前期比0.6%増の418億円、営業利益は同3.4%減の16億50百万円、経常利益は同5.4%減の15億円、純利益は同76.4%増の10億円としている。純利益については、バラ積み船の減損損失一巡などが寄与して大幅増益の模様だ。配当についても年間8円(第2四半期末4円、期末4円)の予想を据え置いた。

  株価の動きを見ると、概ね200円~210円近辺で推移していたが、足元では22日に一時194円を付けて年初来安値の191円(1月11日)に接近するなど、やや軟調な展開となっている。運賃市況の低迷が嫌気されているようだ。22日の終値195円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円06銭で算出)は5~6倍近辺、予想配当利回りは4%台、実績PBR(前期実績の連結BPS709円45銭で算出)は0.4倍台となる。

  週足チャートで見ると、13週移動平均線が戻りを圧迫する形であり、目先的には調整局面だろう。ただし、指標面には割安感が強く見直し余地があるだけにほぼ底値圏だろう。運賃市況の動向もポイントになるが、一旦は反発が期待できそうだ(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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