【銘柄診断】パナソニックは早期の業績立ち直りを評価、増益路線入りを見守る局面

2012年8月22日 15:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  パナソニック <6752> が8月1日の戻り高値593円を更新し、出直り色を強める動きとなっている。

  今2013年3月期の第1四半期の営業利益は386億円と前年同期比7倍に近いV字型の回復決算になった。2四半期連続の増益となり、最終利益では6期ぶりの最終黒字を記録、業績立ち直りを鮮明にしている。短期間で改革の効果を最終黒字という目にみえる形で表したことが市場で評価されつつある。

  ここへきて、スマートフォン(多機能携帯電話)を使ってさまざまな機能を操作できる「スマート家電」事業で2014年度に合計260万台、売上高2000億円を目指すと発表するなど、当面は既存事業の洗い直しで増益の方向が見えてきている。

  とりあえずは期待買いが先行している段階で、今後は業績ウォッチの展開になりそう。ともあれ、基本的にはPBRは0.7倍という割安な水準からの訂正高場面で、この面では上値余地はなお大きいと判断できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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