【アナリストの眼】ヒト・コミュニケは好業績割安で見直し余地、優待制度も新設

2012年8月21日 11:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  ヒト・コミュニケーションズ <3654> (東2、JQS)は家電、ブロードバンド、モバイル、ストアサービス、コールセンターなどの分野で、アウトソーシング事業と人材派遣事業を展開している。好業績見通しや指標面の割安感に見直し余地があるだろう。

  今期(12年8月期)通期業績(非連結)見通しについての会社予想は、売上高が前期比8.7%増、営業利益が同13.7%増、経常利益が同13.8%増、純利益が同11.5%増の増収増益見込みとしている。家電エコポイント終了に伴い家電分野の人材派遣がやや低調だが、モバイルやタブレット端末関連のキャンペーンなどの受注は好調な模様である。

  第3四半期累計(11年9月~12年5月)は前年同期比減益だったが、通期会社予想に対する進捗率は売上高が74.9%、営業利益が78.0%、経常利益が77.8%、純利益が83.0%と順調な水準であり、通期上振れの可能性もありそうだ。会社リリースによる月次売上動向(参考値)を見ると、第4四半期(6~8月)は6月が前年比106.7%、7月が同97.6%、そして11年9月~12年7月累計は同109.5%となっている。

  配当については7月25日に増額修正を発表している。前回予想の普通配当37円50銭に東証2部上場記念配当3円50銭を加えて、年間41円00銭(期末一括41円00銭)の予想としている。7月30日には株主優待制度の新設も発表している。

  なお、7月24日に東証2部市場に上場したため、重複上場を解消するため8月17日に大証ジャスダックの上場廃止を申請した。大証ジャスダックに関しては整理銘柄に指定された日から原則1カ月後に上場廃止となり、東証2部市場での単独上場となる。

  株価の動きを見ると、7月25日に919円まで下落する場面があったが、6月4日の年初来安値885円を割り込むことなく反発し、足元では1000円台に戻している。20日の終値1023円(JQS)を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS163円08銭で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回りは3%台後半、実績PBR(前期実績BPSに対して5月1日付の株式分割を考慮したBPS796円60銭で算出)は1.2倍台となる。

  週足チャートで見ると、下値を切り上げて26週移動平均線を回復する場面もあり、出直り感を強めている。4月25日に付けた年初来高値1178円が視野に入っているだろう。今期好業績見通しに加えて、指標面の割安感にも見直し余地があるだけに、上値を試す可能性がありそうだ(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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