調剤薬局のクオール、JR西日本デイリーサービスネットと業務提携

　調剤薬局事業を展開するクオールは6日、ジェイアール西日本デイリーサービスネットと業務提携すると発表した。

　クオールは、調剤事業を主力事業として、クオール薬局を全国に335店舗（2012 年7月末）展開している。また、非調剤事業（SMO事業、食品CRO事業、人材派遣事業、出版関連事業）にも経営資源を投下している。同社は、2014年3月期に売上高1,000億円、520店舗体制をひとつの通過点とする中期経営計画を策定し、コンビニエンスストア併設型調剤薬局など異業種との積極的なアライアンスによる出店を行っている。

　一方、ジェイアール西日本デイリーサービスネットは、JR西日本の近畿地区の駅構内における店舗の企画、開発及び営業などを主な事業としている。

　今回2社は、両社の得意分野ならびに経営資源等を共有または活用することにより、新業態の調剤薬局を確立し、新たな顧客層とマーケットを開拓する。さらに戦略的パートナーとして共に企業価値を高めていく方針。

　クオールは、「現状において出店など具体的内容は未定」としているが、今後JR西日本の駅構内に調剤薬局を出店していくと見込まれる。