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【アナリストの眼】高値圏で頑強の伊藤園は上値追いの公算、猛暑効果も
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緑茶飲料大手の伊藤園 <2593> の株価は高値圏を維持している。好業績に対する期待感も強く、上値を追う可能性があるだろう。
緑茶「お~い お茶」や野菜飲料「充実野菜」などのリーフ(茶葉)・ドリンク関連事業が収益柱で、タリーズコーヒー店も展開している。天候や消費者の嗜好変化などの影響を受けやすく、競争激化が懸念材料となり、海外展開の強化も課題だろう。ただし国内ではブランド力が高いうえに、夏場の猛暑も追い風となっているようだ。
今期(13年4月期)通期連結業績の会社予想は、売上高が前期比3.6%増、営業利益が同5.8%増、経常利益が同3.4%増、純利益が同8.1%増の増収増益としている。なお年間配当は、普通株式に対しては38円(第2四半期末19円、期末19円)、第1種優先株式に対しては48円(第2四半期末24円、期末24円)の予想としている。
会社リリースによる月次販売状況を見ると、単独ベースの5~6月累計売上高伸び率(前年同期比、速報値)は、リーフ事業が4.0%減、ドリンク事業が2.6%増、合計で1.7%増となっている。中国茶飲料、野菜飲料、機能性飲料などが好調な模様である。
株価の動きを見ると、6月4日に1300円まで下落する場面があったが、1月16日の年初来安値1288円を割り込まずに急反発した。そして7月5日には年初来高値となる1508円を付け、その後も高値圏で推移している。日本列島を襲う連日の猛暑が株価にも追い風となっているようだ。
7月31日の終値1489円を指標面(注:1株当たり情報はすべて普通株式で算出)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円27銭で算出)は19倍近辺、今期予想配当利回りは2%台半ば、実績PBR(前期実績の連結BPS856円76銭で算出)は1倍台後半となる。
指標面での割安感はやや薄れたが、好業績に対する期待感は強く上値を試す可能性があるだろう。月足チャートで見ると、10年以降は概ね1300円~1500円のレンジ相場だったが、レンジ上放れも見え始めただけに、09年の戻り高値圏1700円~1800円近辺がターゲット水準になりそうだ。(本紙・シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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