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エムスリーは高値更新、社名から「ソニー」色を薄めてから好材料が続き2回目の株式分割=浅妻昭治
エムスリー<2413>(東1)は、1万5000円高の40万6000円と急反発して始まり、7月23日につけた年初来高値40万4500円を更新している。[写真拡大]
【浅妻昭治のマーケット・トーク】
エムスリー <2413> は、1万5000円高の40万6000円と急反発して始まり、7月23日につけた年初来高値40万4500円を更新している。
同社は、ソネットエンタテインメント <3789> の連結子会社でソニー <6758> の孫会社の位置にあるが、2009年10月に社名から「ソネット」を外して現社名に変更、「ソニー」色を薄めてから好材料・好業績が続いており、前週末27日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算とともに株式分割を発表、昨年9月末割り当てで実施した株式分割に続く2回目の株式分割を歓迎、分割権利取りの買い物が再燃している。
前回の株式分割後も、株価が権利落ち妥当値を上回って推移、落ち後安値から4割高していることも連想されている。2009年10月の社名変更は、同社独自ブランドを確立することを目的にしており、この後、医療情報サイト「MR君」や関連サービスの強化を目指して内外で積極的にM&Aを進め、業績も増収増益・連続の過去最高純益更新と好調に推移してきた。
この間、ソニーは、かつてのトップ・ブランド力がカゲり、業績も赤字転落、株価も前週末は続伸したものの、7月25日には年初来安値863円まで売り込まれ、7月23日に年初来高値をつけたエムスリーとは明暗を分けた。
エムスリーの株式分割は、9月30日を基準日に1株を3株に分割するもので、今期1Q業績も2ケタ増収増益と続伸、今期通期純利益も、期初予想通りに53億円(前期比18%増)と連続の過去最高更新を見込んでいるだけに、高値更新から一段高が続こう。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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